Cannonball
またいつか遊びに行こうと思う。
おはようございます!!
笑顔でボクを迎えてくれた彼の名は、shaker。
軽井沢で素敵なカフェを営んでいる。
もちろん、フライフィッシングをこよなく愛する釣り人である。
昨シーズンのGWに初めてそのカフェを訪れたのだけど
今回は初めて一緒にフライロッドを振るコトになった。
もちろん、釣り場に向かう前には
彼の煎れる自慢の美味しいコーヒーをご馳走になって。
様々な会話の中で判ったことなんだけど
年齢もボクと一つ違いだったりして、同世代だったコトも嬉しかった。
ただ、ボクの方が年下なんだけど、実際は彼の方が若く見えるのが
ちょっと悔しい(笑)
この日の釣り場は、本流だ。
前日の山間部を流れる神流川のC&R区間とは違い
ロケーションは町中を流れ、川縁には公園や民家も
すぐ横には国道も走っていたりする。
本流は幾つもの流れがぶつかり合っていたり
広くゆったりと流れる区間もあれば、
大小様々な石が入っていたりして、とても変化に富んでいる。
しかも頭上も開けているから、フライラインを伸び伸びと繰り出して
キャスティングもできるから、とても気持ちがイイ。
そして、圧倒的な水量と重い流れ、豊富な餌が逞しい渓魚たちを育む。
それが本流だ。
あいにく、この日は時折吹き付ける上流側からの風で
ロングラインを繰り出すような釣りはできなかったけど
大量のガガンボが流下していて、セキレイたちが忙しく水面付近を飛び回っていた。
さて、shakerさんとライズを探そう。
shakerさんが入渓してすぐのポイントで指を差した。
そこは、幾筋もの流れがぶつかり合っているポイント。
ぶつかり合って出来たヨレの中で、先日はヤマメがライズをしていたと言う。
すると、その指を差したポイントでライズが!
思わず、ニヤリ。
何度かのライズを確認してから、ポイントににじり寄り
毛鉤をCDCを使ったガガンボへチェンジ。
手前から徐々にプレゼンをするのだけど、
流れのヨレと、折からの上流から吹く風で、毛鉤のコントロールが難しい。
ライズを止めないように、なるべく静かに毛鉤をピックアップして
何度もキャストを繰り返す。
ライズの様子から、そこにヤマメが居るのは確実だったから。
すると、ヤマメがボクの巻いたガガンボパターンに出た。
背中を見せるようにして水面を割ったその姿は
かなりの良型のヤマメ・・・毛鉤を咥えたはずだった・・・。
タイミングもバッチリでフッキングしたと思ったのに
7Xのティペットの先には毛鉤がなかった。
痛恨のアワセ切れである。
無茶苦茶悔しい・・・
後ろでその様子を見ていたshakerさんと苦笑い。
この日の一発目をアワセ切れでスタートするコトになるとは・・・
そこで、まだ同じポイントでライズするヤマメが居たから
shakerさんとポジションチェンジ。
そして、何度目かのプレゼンで水面が割れたッ!!
が・・・shakerさんも・・・。
二人で仲良く、本流の良型ヤマメをキャッチせずリリースしてしまった。
でも、相当数のガガンボが湧いているから
ライズはまだあるはずと、shakerさんがライズを探しながら
左岸を歩き上流に向かう。
ボクも右岸に渡り、ライズを探す。
すると、先に歩いていたshakerさんが対岸から手を振る。
ライズを見つけたようだ。
さすが、腕の立つ釣り人はライズを見つけるのが早い。
いつも思うのだけど、よく釣る人ほど
サカナを見つけるコトがとても速い。
今日はこんなふうにガイドをしてもらっているから
初めての流れでも安心して釣りを楽しむコトができる。
そして、shakerさんが見つけたライズは
またしても、流芯のワキに出来たヨレの中。
ライズを繰り返すヤマメが数尾は居るようだ。
しかし、ここも上流から吹く風と手前に流れる流芯のお陰で
毛鉤をナチュラルに流すのが難しい。
風と流芯を避けるように毛鉤を着水させる。
それでもすぐにドラッグが掛かるから、ヤマメが何度かアタックしてきても
なかなかフッキングまで持ち込めない。
そこでshakerさんにバトンタッチ。
対岸からヨレの中のライズを狙う。
が、対岸からでも複雑に流れがヨレているから
なかなか上手くヤマメを引き出すことができない。
いや、正確には毛鉤に反応を示してくれるのだけど・・・
そして、今度はボクがもう一度チャレンジ。
明らかにガガンボへのライズを繰り返すヤマメ。
でも手持ちの毛鉤でガガンボのストックが無くなったから
BWOのパラシュートパターンのテールをカットして
ガガンボに見立て、何度かキャストをすると
速い流れに乗ったその毛鉤を咥えようとヤマメが飛び出した!!
ロッドを立てると、ヤマメのローリングファイト!!
本流育ちのヤマメは、サイズ以上のパワフルさで釣り人を興奮させる。
ランディングネットにヤマメを誘導するのも
流れの重さも手伝って、ひと苦労する。
やった!!
グッドプロポーションの本流育ち。
思わず対岸にいたshakerさんに叫んでしまう。
こんなヤツが釣りたくて、釣りたくて・・・ムチャクチャうれしい。
shakerさん、ありがとう。
ポケットから出したカメラで本流ヤマメの姿を撮影しているとき
ふと顔を上げると、対岸のshakerさんもヒット!!
お互いにヤマメの顔を拝むコトができて、二人で川原で大喜びする。
先ほどは二人揃って、アワセ切れをしてしまったけど
ヤマメを釣り上げるときも一緒にヒットさせるなんて
なんだが出来過ぎたドラマのような感じ。
そして、楽しい時間もアッという間に過ぎて
お別れの時間がやって来た。
shakerさんは下流へ下り、クルマに乗って・・・
ボクはそのまま上流へと向かい、フライロッドを振る。
そして同サイズの本流ヤマメを二尾ランディングした後
タバコを吹かしながら川縁を歩き、クルマへと戻った。
たった二時間だけの釣りだったけど
またいつかこの流れで、一緒にshakerさんとヤマメを狙いたいな。
なんてコトを考えながら。
my trip mater 750.1km
total 1707.8km
ムチムチやまめですねぇ~っ!こんなヤマメが釣れれば、アタシは1匹
でも大満足だなぁ~(^^
アタシもムチムチやまめを釣りに、明日から…あ、もう今日ですが…
南に遠征にでかけてきまぁ~すっ♪
二時間程度の釣りでコレはご立派。
コチラの「念願」も叶ったようですね。
お魚を拝見していたら、W川のヤマメに逢いたくなって参りました。今週末の水の状況が、ちょいと気になります。
いつもながら臨場感のある文章、写真。楽しませていただきました!
仲間と本流のライズを釣り上がるのは素晴らしく楽しいですよね!更に釣れてくるのが本流の艶肌山女とくれば尚更!
いやいや、素晴らしい砲弾ヤマメですね!
私も昨年、宿題を残しておりますので、「行かねば!」と思いますよ!
でもその前に何処かで悪戯してこようかなぁ~
雨上がりの河川は何かが起こりますものねぇ~
いいヤマメ出ましたね。プロポーションも最高です!
僕はまだ行ったことないですが、機会があったら狙ってみようかと思います。
おもいっきり返り討ちにあいそうな気配もプンプンですが(笑)・・・
見事な砲弾ヤマメ、本流らしい魚体がカッコいいですね~。
ボクの通う本流では雪シロ前後、5月ごろにお目にかかれる
サカナですので、一瞬、今何月だっけ?と思いましたよ。
こういうサカナに出逢っちゃうと本流にドップリと浸かりたく
なっちゃいますね。5月が早くも待ち遠しくなっちゃいました。
皆さんおっしゃってるとおり、見事な本流ヤマメですね!
やっぱり太い流れで育つと筋肉質な感じがして見惚れちゃいますね。
そしてやっぱりShakerさんとの釣りが実現できたってのも
最高ですよね~!!
いやいや、それにしても今回の遠征は本当に良い旅だったのでは
ないでしょうか??次の機会にはぜひお供させてくださいね~♪
ボクも一尾で満足かなぁ〜と思いましたが、shakerさんが釣ってくださいと言うもんだから(笑)でも、久し振りのグッドサイズ、グッドプロポーションのヤマメは何尾でも嬉しいっす。
南への遠征は如何だったんでしょうかね。あれ?雨降ってませんでしたっけ??楽しんで来られていれば何よりです。
今年のW川は工事が凄まじいようで、shakerさんは今シーズン諦めているとのコトでしたよ。その代わりに良い場所に連れて行ってもらいました。一昨年、昨年、そして今年もボクはW川にはフラレっ放し。相性云々以前の問題かな〜。一度でいいからW川の砲弾ボディに出逢いたいっす!!
元気ですか〜♪先日miyukiさんとお会いしたときに、いぬさんの話題も出てました。ちょっと寂しいなぁ〜って(笑)元気にしていればイイのですが。
ヤマメのライズは面白いけど、難しいですね。それがまた本流となれば、尚更に。でも上手くフックアップまで持ち込めると・・・あぁ、思い出したら、また行きたくなってきた〜(笑)砲弾ボディのために、弾丸しようかなぁ(爆)
群馬からの帰り道、美味しいコーヒーと砲弾型ヤマメで楽しめました。今回の釣行は、しっかりと思い出に残りそうです。これ、毎年の恒例行事にしようかと思います(笑)来年も神流川の清掃会が四月に行なわれるコトを祈ってます(爆)
で、どのアタリにイタズラしに行くのかなぁ〜。レポ楽しみにしてますよ!!
今回出掛けた先は、トーキョーからでも行ける場所だと思いますよ。日帰り圏内じゃないかなぁ。ボクはトーキョーに居た頃に何度か出掛けてました。ナゴヤからでも350km圏内なので、ギリギリ日帰り圏内かも(笑)あ、トーキョーに行けちゃうか(笑)あぁ、また行きたいなぁ。次は返り討ちにあったりして(笑)
普段よく出かける里川育ちのアマゴとはやっぱり違いますね、本流育ちの渓魚って。ヒレの色合いやシルバー色の強いボディ、筋肉質な体つきなど、違った魅力がありますね〜。こりゃ、ちょっとハマったかもしれません。ita-gonさんも本流のカッコいいヤマメ、ガンガン釣っちゃってください!!5月にもう一度、ココに行こうかな(笑)
こんなヤマメの棲む関東近郊(?)の河川の底力はスゴいですね。イッパツ目にアワセ切れしてしまったヤマメはもっと大きかったから、本流はやっぱり侮れませんね!!太い流れは、太く逞しく育ててくれるんでしょうね。Rollyさん、ぜひこの流れに今度は一緒に行きましょう。もちろん、shakerさんの美味しいコーヒーも飲みに行きましょう。
>今回の遠征は本当に良い旅だったのではないでしょうか??
もちろん、たくさんの仲間に会えたり、こんなヤマメに出逢えたり、楽しい旅でしたよ!!