#2ロッドが絞られる、エキサイティングなやり取り。

急用で出遅れてしまった。
でも、何とか午前中に用事を済ませて
ふたりの友人が待つ岐阜県北部の流れへとクルマを走らせる。
長くクネクネと曲がる細い林道を登り
高原の中を流れる渓は、下界の晴天とは違い
手の届くくらい低い雲がたれ込めていた。
渓を吹き抜ける風も少し生暖かい。
とりあえず仲間のクルマを見つけたから
そこから少し下った場所を入渓点として
一人釣り上がってみる。
浅瀬の続くポイント。
両岸には木々が張り出している。
迷うこと無く、ティペットの先にはいつものアダムス。
水量はそれほど多くないけど、今日は#12からスタート。
手前の浅瀬の流れに毛鉤を投じながら、徐々に核心部へと近づく。
ここのトコロ、6'4"のショートロッドばかりを使っていたから
この日の8'4"はとても長く感じる。
その分、キャスト後のライン操作が抜群にしやすい。
4・5回めのキャスト&ドリフトは、流芯から肩へと続くポイントだ。
毛鉤をそのポイントに入れて、縦にメンディングを入れる。
いや、フリッピングかな。
イワナが口だけを水面に出すような仕草で
ゆっくりと波の中で揺れる毛鉤を吸い込むのが見えた。
ロッドを立てると、久し振りに味わう強烈な引き。
ギューン、ギューンッ!!とロッドを引き絞り
浅瀬を上流・下流へとイワナが走り回る。
#2ロッドが絞られる、エキサイティングなやり取り。
ネットを差し出し、頭から掬う。
尾ビレの大きなグッドサイズ。
入渓したばかりで、こんなイワナに出会えると
コレから始まるイブニングに期待が高まる。

しかし、期待とは裏腹にここぞと言うポイントには
イワナたちからの反応が返って来ない。
しばらく釣り上がると、辺りは徐々に薄暗くなり
霧状のベールに包まれ始めた。
ふと、目線を上げると、二人の仲間がコチラに向かって手を振っている。
西洋毛鉤さんと、para-miyukiさんだ。
ケータイは圏外だったから、
無事にフィールドで会うコトが出来てほっとした。
そこからは、miyukiさんと一緒に交互に釣り歩く。

しばらくはイワナの反応が無かったが
先を歩いていた西洋毛鉤さんが、とあるプールでライズを発見。
まずはmiyukiさんがライズに向かい毛鉤を投じる。
アッという間のライズ攻略。
ライズの主は、背中に吊るされていたランディングネットに
すぐに収まった。
次はそのライズの位置よりもやや上流の流れ込み付近のライズをボクが。
何度かフッキングミスをしたけど、何とかキャッチに成功。
そして、しんがりは西洋毛鉤さん。
これもしっかりとイワナの顎を捉えた。

こうやって、仲間全員でライズゲームを楽しめるなんてのは、最高のひと時。
気が付くと、辺りは深い夕闇と濃い霧の中に包まれ
暗闇の中に釣り人の声だけがこだました。
土曜日のイブニングライズ。
皆さん楽しく魚に会えた様子ですね。名古屋から渓へハンドル
を握ってはよはよと呟いてたんではないですか?・・・・涼しく
なって渓も良さそうですね。
9月の声を聞いて急にせわしなくなるのが常ですが、今シーズン
は何だかゆったりしております!と言いつつ来週は秋のみちのく
放浪計画進行中です・・・・

この時ばかりは至極の時間帯でしたね。
翌日の釣果が判っていたら、もっと釣りしていたのに・・・
来年は西洋毛鉤さんのカブの渓にもいってみたいし、ここもまだまだ捨てがたい!
来年も西に北へと目移りのシーズンになりそうです。
しかし、仲間と一緒にイブニングライズを釣る。こういうのもまた最高に正しいですね!
画像を見てて、terryさんと一緒に釣りをしてる感覚になりました(笑)。
サカナがドライに出る光景が目に浮かびます!
最高の釣りの時間を僕も楽しませていただきました(笑)。
ボクの場合、会心の釣りが出来たのは、この一本目のイワナと、後日エントリー予定のちびっ子イワナと、翌日のライズをしていたイワナくらいでした。やっぱりドコの渓もちょいとキビシイですよ。あぁ、みちのく計画、参戦したいです。ochiさんにも会いたいし。
それにしても、ハンドル握ってるときの様子、何で判るの?(笑)みてました??
お疲れさまでした!!ホント、ホント、夕方のこの時間がプライムタイムでしたね。三人揃ってのライズゲームがイチバン面白かったです。例の赤い川のライズも面白かったけど(笑)
来シーズンも是非、岐阜へお越しください。また一緒に遊びましょう。
ボクも関東やなんとか来年こそ、東北へも行きたいと思ってます!!
単独釣行のときのイブニングは、まさにその通りですが、仲間との同行でのイブニングは、後ろで見ている仲間たちからのプレッシャーも相当なものです(笑)だから余計にアツくなったりしますよ。
上手くフッキングに持ち込むと、相当嬉しい・楽しいひと時になりますが、掛けられなかったり、バラすと・・・・それなりにヘコみますけど(笑)
お久しぶりですね!!元気にしてますか?
今シーズン、また夏の釣りの機会を得るコトができませんでしたね。いつか北の大地でドライフライの釣りがしたいです。
その時は同じように、最高の釣りの時間を共有できるとイイですね!!
ライズをものに出来ると、自然とメンバーに笑みが浮かびますね。
釣果よりも仲間と一緒に釣りができたのが今回も楽しかった要因のひとつです。が、なによりも西洋毛鉤さんと一緒の釣りは、釣れても、釣れなくても、何故かいつも楽しいです(笑)なんでやろ?(爆)
今気づいたんですが、自分は今シーズン、イブニングの釣りをしたのが2回…2月3日(笑)の飛騨川解禁と、お盆の忍野だけ
今シーズン、回数はそこそこ行っているのに、全然釣りをしていない気分の理由がわかりました(笑)
『よーし、9月は行くぞー! (たぶん)』
あらら、二回なんですね。ボクは気合い入れてイブニングを釣ろうとしたけど、諦めたのが二回(笑)
一度は七月に峠川で赤いベストのおっさんと釣りをしてたんですが、自宅からの急用の電話で断念。
もうひとつは、八月の渓でウグイの猛攻に会った時です(笑)