Spine,Guide and Winding Thread
徐々にフライロッドらしくなってきた。
堅い床の上にブランクを置いて、
右手の平でブランクを支えながら左手でブランクを回す。
すると“クルッ”とブランクが反発してまわる部分がある。
そこがスパインと呼ばれる、ブランクの背骨となる場所だ。
そのスパインにガイドを乗せるのだ。
グラファイトロッドのブランクは
様々なカーボンシート、いわゆるプリプレグと呼ばれるものを
マンドレル(芯金)に巻き付け、テーピングする。
それをオーブンで焼成して、脱芯した後にテープを剥がす。
これでグラファイトロッドのブランクが出来上がる。
その際、シート状のプリプレグの巻き始めと巻き終わりなどのせいで
重なりが多い部分が生まれる。
その部分がスパインと呼ばれる反発力の高い場所なのだ。
スパインとガイドを乗せる位置を決めるために
マスキングテープでマーキングをして、いよいよガイドを取り付ける。
ガイドを載せる位置が指定されていたガイドチャート見ながら・・・
しかし、そのガイドチャートが無い。何処にも無い。
先日、散らかった部屋を掃除した時に
いらないものと一緒に捨ててしまったのだろうか。
どうしよう。
ガイドチャートがなきゃ、ロッドが作れない。
13ftのダブルハンドロッドなど初めて作るから
見本となりそうなロッドなど持っていないし。
こうなりゃ、このロッドブランクをデザインした岡田さんに頼るしかない。
すぐさま岡田さんへ連絡をして、ガイドチャートをメール添付してもらう。
それにしても、こうやって今回取り付けるガイドを見ていると
ちょっと大変かもしれない。
始めはダブルハンドと言うくらいだから
取り付けるガイドの数も多いと思っていたけど
トップガイドを除くスネイクガイドと
ストリッピングガイドの数は13個。
9ftのシングルハンドでも10個だから、それほど多くない。
でも、実際にガイドを目の前にしてみると・・・。
先週の日曜は、今シーズン初めての釣行のはずだったけど
ちょっとしたアクシデントで、結局ボクは解禁を迎えていない。
今週の日曜も夕方に用事があるために、渓へは出掛けられない。
よし、気合いを入れてガイドのラッピングをしよう。
紛失したガイドチャートも入手できたコトだし。
岡田さんのオリジナルは、ブランクカラーのダークブルーを基調に
ブルー系のスレッドにシルバーのティッピングが入っている。
でもボクは、今回のラッピングスレッドのカラーはパープルを用意してみた。
飾り巻き用の色止め加工が施されたNCPスレッドも合わせてパープル。
あまり一般的には見かけない色合いかもしれないけど
せっかく自分で組み上げるロッドだから
こんな色合いで仕上げるのは何だかワクワクする。
スネークガイドは単色でラッピング。
フェルール付近のラッピングはNCPのスレッドでワンポイント。
このワンポイントは、ロッドを繋ぐ順番に同じ数を入れてみる。
もちろんフェルールの凹側だけではなく、凸側にも同じようにラッピングする。
我ながら、なかなかお洒落なデザインに仕上がった気がする。
でもフィールドで使う時には、捻れなどで破損しないように
フェルールにはテーピングをしちゃうから
せっかくデザインしたフェルールは、見えなくなっちゃうかもしれないなぁ。
それにしても、このガイドの数は、一瞬怯みますよね、やっぱり。
早く仕上げて、どど~んと、でっかいのいちゃって下さいよ!!
そちらでは、ダブハンは、どの辺りの川で振るんですか?
いやー、めっちゃキレイっすねー(こんなにキレイに巻けるって凄いです)。
繋ぐ順番に入れた飾り巻きもお洒落っすよー。
出来上がりが楽しみですね。自分も作りたくなりました(あっ、ブランク買う金が無い・・笑)。
でも、この、完成間際の頃が一番タノシミなんですよね。
何の変哲もない棒がガイドを乗せるだけでロッドに変身する境目ですから!
terryさんほど、きれいにできません。
ブランクを作るまではいいのですが、この作業が苦手。
いつもフェルールの仕上げが今一きれいでなかったり
ガイドフットの下処理が面倒だったりで、
きれいに仕上がりません。
竹でもスパインは見ます。
6面あるとどうしてもよく曲がる面と曲がらない面があって、
それを調べて、ガイドを乗せる面を決めます。
私の場合は、スパインより、ブランクのそり具合で決めますけど・・・・
本日は全国的に大荒れでしょうか??
コチラはスゴイ風です・・
キレイなパーツの数々
組み上がったら素晴らしいロッドになるんでしょうね・・
それにしても、竿に背骨といいえる部分があるとは知らなかった!
竿の知識はまったくないもので・・(^^;
自分の思いのまま気に入ったロッドを作るのが良いですね。
モノ作り決して嫌いな方じゃないけど、せっかちなんですよねぇ〜 プラモなんかも大好きだったんですけどセメダインが乾く前に次の行程にいって失敗したり、絵を描いても前の絵の具をにじませたり。。。まっ 我慢が出来ない性分って言うんですかね(笑 でも。。。自分も作ってみたいなぁ〜♪
この飾り巻き、かっちょイイですね~。
テーピングで隠れちゃうのはもったいないけど
ロッドをセットする際には必ず目に出来るので
気持ちよく釣りがはじめられそうですね。
僕もこんなスキルが欲しい・・・。
渓流で扱うロッド、8ftくらいのものなら8〜9個くらいですよね。ちょっとだけ多くなったかなぁと思ってはいたけど、実際に目の当たりにするとね。ちょっと面倒かも。なんて思ってしまいました。どでかいサカナをこのロッドで釣ってみたいです。その前に、キャスティングをどうにかしなきゃ(汗)とりあえず、近所の木曽川や長良川でヒマを見つけてはキャスレの日々になりそうです(笑)
ココまでは大体いつもキレイに出来るんですけど・・・塗装でいつもつまずくんですよ(涙)こういった飾り巻き、お洒落ですかね?あまり見かけたコトがないので、面白いかなーと思って巻いてみました。
お小遣いをちょっとずつ貯めて、レッツトライです!!
そうそう、フェルール付近の補強巻きを兼ねた巻きしろの長さといったらッ!!長いのなんのってッ!!でもキレイに巻けると、嬉しいモノです。今回の塗装しても透けないNCPスレッド、どんな風になるのか、今からとても楽しみです。遂にロッドらしくなってきました。塗装したらもうすぐ完成ッ!!
ガイドの下処理、たしかにこんだけあると面倒ですね。でも最近のガイドは、随分とフット部分がキレイに加工されているので、それほど手間じゃないですよね。
おっと、竹にもスパインがあるんですね。それはなかなか面白そうですね。なかなか思い通りのアクションを作り出すのが難しそうですけど(笑)それにしても、反りって(爆)
今日のナゴヤも朝方は結構雨と風が吹いてましたよ。そちらはどうだったんでしょう。そうなんですよ。ロッドには背骨があるんですよ。手元のロッドのティップを右手の平でもってクリクリと回してみてください。クリンッとまわります。そこがスパインと呼ばれる部分なんですよ。でも実際にやってみると、二箇所クリンッとまわる場所があるので、ワケ分かんないかも(笑)
へへへ、バレちゃいましたね。そうなんです。岡田さんトコのブランクです。最近何度かお会いして、イロイロとお話を聞いているうちに使ってみたくなったので、ショップにお願いして、仕入れてもらいました。
ちなみに、釣りに行かずに作業に没頭してるんじゃないんですよー!いろいろと用事があるんです(笑)
紫色、ちょっとオトナな感じでしょ?(笑)この色、塗装をすると、随分と印象が変わるんですよ。ボクもどんな感じになるのかは塗装してみないとわかんないんです(笑)komさんも使ってみたいロッドがあったら、完成品を買うよりも一度自作してみると、ハマるかもしれませんよ。愛着も湧くしねー。
そうなんですよ。仕様中はテーピングすると隠れちゃうんですよねー。あ、透明のビニールテープを用意すればいいのか!今気が付きました、単純なコトでしたね(爆)考えてみれば、ロッドをセットする時も目にしますね。それは全然気が付きませんでした(核爆)
オリジナリティ出てますかね。飾り巻き、実は細いティッピングを施すのが苦手なんですよ(笑)うまくラッピングができたとしても、次の塗装の工程がイチバン苦手。さてさて、どうなるのか。うまく出来るとイイなー。
いいでしょ、いいでしょ。パープルも。ちょっと妖しげな雰囲気になりそうです。次は下塗りをして、一日乾燥。その後に二回ほどエポキシでコーティングしたら遂に完成です。プランクに着色塗装がされていると、スレッドの色の選択は難しいですね。ブランクと同色系にするか、それとも・・・・。こんな色遊びもできるロッドビルディングは面白いでっせ!!
このパープルのスレッド、ムチャクチャカッコイイんですけど!!!マジで惚れました!!
前回のロッドビルディングのエントリーでも思いましたけど、ホントterryさんのセンスには脱帽です!
前回のエントリーの時に触発されて、ボクもブランクの物色を始めたんですけど・・・結局始められずに解禁です(汗)
ムチャクチャカッコイイっすか。ありがとうございます。そういってもらえると、ムチャクチャウレシイです!!!
解禁してから、ロッドビルディングしてるような釣り人もそうそういませんから、mktさんはシーズン中に使ってみたいなぁっていうロッドが出てきたら、今年のオフになってから自分で組んでみてください。きっと面白いと思いますよ!!
もう一度、言います。オフになってから楽しんでみてください(笑)
ビニールテープ>止めときましょう、接着力が強いのでせっかくの塗装をいためるかもしれません、オススメはマスキングテープです。
それにしてもこのインレイかっこいいですね!そのうち・・・(以下省略)
ビニールテープよりもマスキングテープですか。粘着力を考えると、それもアリですね。紙じゃないのってあるのかな。今度ホームセンターで探してみます。
Danvilleのスレッド、今回はじめての使用なので、どうでしょうね。でも、Danvilleは色止めされたNCPスレッドなので、面積は小さめなので、筆跡はたぶん大丈夫でしょう。それよりも、今回もフレックスコートで塗装するか、違うものにするか、ちょっと迷ってます。
それにしても、以下省略って・・・まさか(笑)