Nymph Flies
フライボックスの空いたスペースを埋めるべく
久しぶりにへアズイヤーニンフをタイイング。
巻き上げたのは、何の変哲もないへアズイヤーニンフ。
ニンフを収納してあるフライボックスの隙間が空いていたから
そのスペースを埋めるべく、ヘアズイヤーニンフを8本巻いた。
このへアズイヤーニンフってのは
ご存知の通り、非常に万能というか、汎用性が高いというか
サカナがエサとして見てくれるコトが多い毛鉤だと思う。
ある種の特定の水生昆虫をイミテートしていないトコロが
良いのだろう。
また、カラーやサイズを変えるコトも容易なため
様々なバリエーションを揃えるコトができる毛鉤だ。
写真のように、ビーズヘッドを入れたり、
単に使用フックを変えるだけでも随分と
プロポーションが変えられる。
例えば、この写真のニンフのフックサイズは共に#14だ。
奥はTMC 200R #14に巻いたへアズイヤーニンフ。
軸の細いファインワイヤで、3XLとシャンクが長いため
巻き上がりのシルエットは細長くなる。
写真手前のニンフはTMC3769 #14に巻いたものだ。
こちらは2X Heavyの太軸フックのため
巻き上がりのシルエットは、太めでコロコロっとした印象となる。
同じ#14と言うサイズのフックに巻いたものだから
通常は写真の手前に置いたもののほうが大きく見えるのだけど
手前のニンフのほうが小さく見える。
TMC 200Rに巻いたニンフは
フタオカゲロウのようなスリムなニンフのイメージ。
大きなサイズにすれば、モンカゲロウのニンフとしても使えるかな。
また、TMC3769に巻いたニンフなら
コロンとしたシルエットがマダラカゲロウのようにも見えるし
少々強引だけど、ヒラタカゲロウのニンフとしても見えなくもない。
また、沈めて使うコトを前提としているため
ウエイト量をコントロールしたり
速やかな沈下を意識してビーズヘッドを付けてみたり
リブをワイヤーからティンセルにしたりと様々な工夫を楽しめるため
巻き始めると、なかなか楽しい毛鉤でもある。
実を言うと、ヘアズイヤーニンフを8本巻いた・・・というのは
フライボックスの隙間を埋めた分だけであり
実際はストック用にとワンケース丸々巻いているのだから
この毛鉤に釣られているのはサカナではなく
実はボク自身だったりするのかもしれない。
コメントとその表示のタイミングが絶妙でとても分かりやすいと思います。
僕も巻きたい気分になります(^_^)