Orvis Superfine "One Ounce" 6'6" #2
久しぶりに新しくフライロッドを手に入れた。
といっても、今となってはビンテージなロッドだけど。
近頃は、グラスファイバー製ロッドがブームなのかな???
実際のトコロはよく分からないが
今シーズンはFenwick(は、すでにアメリカンロッドメーカーじゃない?)からも
イエローグラスが復活するようだし
Orvisからもグラスファイバーロッドが発売されているコトを最近知った。
その名は“Superfine” Glass ・・・ん!?
個人的には、ウグイス色のブランクは結構イイ感じ。
Orvisらしくグリップの先端にはチェックを使わず巻き上げだ。
素振りをしてみると、今どきのグラスファイバーロッドらしく
シャキッとしたアクションでクセが無く、好印象だった。
そして、このロッドの動画もなかなかカッコイイ♪
でも、Orvisの“Superfine”と言えば
グラスファイバーではなく、グラファイトロッドのイメージが強い。
アンサンドフィニッシュのブランクにえび茶色のスレッド。
スレッドの糸目がわかるほどの薄めでエッジの効いた繊細なコーティング。
グリップの先端はもちろん巻き上げで・・・昔の“Superfine”も良いなぁ・・・
なんてコトを考えていたら、
ビンテージだけど非常にキレイなロッドに巡り合えた。
Orvis Superfine "One Ounce" 6ft6inch #2。
ブランクに手描きされた数字を見ると95年製のようだ。
ちょうど20年前に作られたロッドだけど、これまで一度も魚を釣ることなく
ロッドケースの中で今日まで過ごしてきたようだ。
95年といえば、ボクがフライフィッシングを始めた頃。
70年代から80年代のロッドとは少し違うようだけど
ボクがOrvisに憧れていた90年代のロッドだ。
Superfineシリーズには、銘竿と呼ばれる#4ロッド、セブンイレブンや
6’9”のヤマメスペシャル、ヤマメ843などのジャパンモデルも存在していて
その存在がさらに憧れを強いものにしていた。
そして後年、Superfineよりも新しいカーボンを使用していたHLSシリーズから
7’11” #3(セブンイレブン・スリー)というロッドが発売された時に
初めてのOrvisのロッドを手にして、アマゴやイワナを追い求め
シーズン中、ほぼ毎週のように里川や谿を歩いていた。
今では、ティップ・バットともに折ってしまい修理をしているため
HLSシリーズなのにSuperfineシリーズのパーツでアッセンブルされた
ある意味希少なロッドで、お気に入りの一竿だ。
20年も前のOrvis Superfineとの出会い。
近年ボクの渓流釣りのスタイルは、7ft前後のロッドをメインにした釣りが多く
最短は6ft4inchのグラスファイバーロッド、7ftそして7ft6inchのバンブーロッド。
今回手に入れたOrvis Superfine "One Ounce" は6ft6inch。
これだけ短いグラファイトロッドは初めてだから
キャスティングやサカナとのやりとりはどんな感触なのか
今からとても楽しみだ。
組み合わせるリールはCFOにしたいトコロだけど
生憎Orvisのリールは持っていない。
このロッドの小さなグリップには今時のラージアーバーよりも
小径のクラシックリールが似合いそうだから
PEERLESS 1Aを組み合わせてみようかと思う。
もう少し季節が進み、暖かくなったら一魚一会を大切にした
フライフィッシングを楽しもうと思う。
それにしても、新しい道具を手に入れると
とても気持ちが高ぶるのは今も昔も変わらない。
まぁ新しいと言っても、今となってはビンテージなロッドだけど。