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バンク際のイワナと、ライズを繰り返すアマゴ。
とても難しかったけど、とても楽しかった。

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それまでボクの流す毛鉤には、何の変化もなかった。
山々から流れ出る水と同じように、ただただ流れるだけ。

上流部の釣り場から少し下った場所へと移動して
トーキョーの友人エーゲンジの友人と別れ、ひとりさらに下流へと移動し
何の変哲も無い瀬を釣り上がる。

毛鉤のサイズも午前中に上流部で見かけた
大型のメイフライのスピナーに合わせて、#12のアダムスのまま。
変化の乏しい流れだから、ほんの僅かな変化を見逃すと
この川では、なかなかサカナに出会えない。

踝ほどの浅い流れの中にある大きめの石。
底石にぶつかった流れで、僅かに盛り上がる肩や開き。
そして、バンク際。

そのバンク際へと毛鉤を打ち込む。
飛び出した草の根や、枝に毛鉤を取られないように
ティペットの先端を曲げたり、シュート時の角度を鋭角的にしたりして。
波立つ水面の揺れに毛鉤が二・三度同調しながら揺れて流れると
音も無く吸い込まれるようにして、バンク際を流れる毛鉤が突然消えた。

右手を立てると、力強いサカナの躍動が
ティペット・リーダー・フライライン、そしてロッドから伝わってくる。
浅い流れだから、潜って逃げるコトが出来ないサカナは
水の中を自分の持てるチカラを振り絞り、走り回ろうとする。

#12の毛鉤、しかもティペットは5X。
サカナとの真剣勝負は、しっかりとフッキング出来ているようだから
ボクにかなり有利な状況。

イワナ特有のトルクフルな引きを楽しみながら、ランディングネットへと誘導する。
ネットの中でイワナからフックを外して、すぐに流れに戻す。
いつもなら、釣り上げたサカナの写真を何枚も撮るというのにだ。
今日は、ベストの内側左ポケットにいつものカメラが無いのだ。
そう、自宅のパソコンに繋がったまま・・・
要するに、デジカメを持って来るのを忘れてしまったのだ。

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そして、夕方。
イブニングに期待して、仲間たちと下流部の広い流れに向かう。
そのときボクは、プールの流れ込み周辺で起こるライズに
友人がチャレンジしている姿を石に腰掛けて見物していた。

そして、ライズが起こる度に、そのライズを仕留める度に
友人と一喜一憂する。

夕暮れ間近になり、ボクもライズに対して毛鉤を流してみようと
友人の上流部の流れ込み付近に入る。
流芯でたまに起こるライズを見つけたからだ。

何度か毛鉤を交換して、ライズの起きた流れに毛鉤を送り込んでみるが
サカナは、そう簡単には顔を出さない。
しかし、ドラッグの掛かった毛鉤に対しては
水面直下まで姿を現す。

ならば、水面上でドラッグを掛けてフラッタリングしてみよう。
サカナが定位しているであろう流れに、ナチュラルに毛鉤を流し
ポイントを過ぎた辺りで、ロッドをゆっくりと立てる。
毛鉤にドラッグが掛かり、水面上に三角波が起きる。
スッ、スッと左手でラインをたぐると、水面が爆発した。

ライズをしていたアマゴが毛鉤に飛び出したのだ。
サイズ以上のパワフルさに思わず、顔がニンマリ。
これはイイぞ。なんて考えながらサカナとのやり取りを始めるが
何かが違う。異常なほどにロッドが曲がる。

水面までサカナを浮上させると、頭ではなくお腹が水面に浮かんできた。
どうやら、スレ掛かりさせてしまったようだ。
ランディングネットに素早く取り込んで、すぐにアマゴを流れに戻した。


今シーズン、初めて遊びに行った木曽の釣り。
よく晴れていたから、朝陽に輝く霊峰 御岳の姿や
釣り場風景、友人たちの釣りをする姿、
そしてサカナたちの姿を写真に収めるコトができなかったけど
ボクの頭の中には、しっかりとインプットしてある。

また、二週間後にも木曽へと向かう。
その時はカメラを忘れないようにして。

my trip meter376.3km
total1487.5km
by tokyo_terry | 2007-04-30 09:50 | ♤ Fly Fishing | Trackback | Comments(16)

manhole < cover design >

アマゴ釣りの帰り道。
川縁の小径で見つけた素敵な意匠。

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あの日の釣りは、サイズは出なくとも
元気いっぱいのアマゴたちに出会えたお陰で
クルマに戻るまでの足取りは軽かった。

それは、ボクだけじゃなく、同行した先輩も同じで
あのポイントでは、残念だった。とか
橋の下のライズが取れなくてとても悔しい。とか
堰堤の上で、他の釣り人に頭ハネされた。とか
バラシたときに限って、いつもデカイ・・・などなど

大して遠くもないクルマに戻るまでに
いったいどれだけの話題がボクと先輩の出たコトだろう。
それだけ充実した一日を送れたコトの証だろうか。
話をしながら川縁の小径を歩いていると、足下のマンホールの蓋に目が止まる。

マンホールの蓋に刻まれた模様、それはアマゴ釣り師なら誰でも
きっと“おっ!”と思わずにはいられないだろう。
赤茶色のマンホールの蓋に刻まれたアマゴの意匠。

大きなアマゴだ。余裕の尺超えアマゴ・・・なんて思いながら
脇に抱えていたロッドと共にマンホールの蓋を記念撮影をする。
この#2ロッドには、全くもって不釣り合いなサイズのアマゴだ。

もし、このロッドでこんな大きなアマゴを掛けてしまえば
ボクの頭は、たちまち真っ白になってしまうだろう。
いやいや、こんなサイズのアマゴなんてのは
すでにアマゴとは呼ばず、サツキマスと呼んだ方がイイのかもしれない。
しかし、パーマークがあるから、やっぱりアマゴかな。

この写真を見ていたら、同じロッドで50UPのレインボーの顎を捉え
しっかりとランディングまで持ち込んだ友人が居たのを思い出した。
その友人のハナシを聞いて、宮城まで日帰り弾丸ツアー
釣りに連れて行ってもらったっけ。

チャンスさえあれば、あの川へもまた行ってみたいな。
あぁ、もうすぐゴールデンウィーク。
久々の弾丸釣行で遠征するのもイイかもしれない。
でも単独で行くには、あの川はちょっと遠すぎるか・・・。

どんな釣りの旅をしようか。
ココ数日はとてもワクワクして、なかなか寝付けない。
by tokyo_terry | 2007-04-26 00:37 | @ Art | Trackback | Comments(28)

Slightness

大きなアマゴを見つけた。でもボクには歯が立たなかった。
釣り人の習性=性(さが)ってヤツのために。

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かなりグッドサイズのアマゴだ。
高い位置から見ているから、その姿がよく判る。
流芯から緩流帯、肩や開きなど、プールの中を悠然と泳いでいた。
しかし、その行動パターンは、どこか落ち着きが無いように見えなくもない。
流れの緩いプールの浅瀬、肩の部分に定位しているコトが多いのだが
時折、何かを見つけたのか、それとも何かを感じるのかは判らないけど
流芯の無効側へと泳いでいくが、すぐにまた肩へと戻ってくる。
どうやら気まぐれな性格のようである。

そのアマゴは、あいにく水面への興味はないようで、水面でのライズは皆無。
定位している場所は、緩やかなカケアガリになっているから
底からの流れに乗って流れてくる流下物を捕食しているに違いない。

こういったときのキラーパターンとして
フェザントテール・ニンフを流し込むのは、ボクの場合の常套手段だが
定位している場所が浅瀬と言っても、水深は40〜50cmに定位しているから
ボクのフェザントテールでは、流れを計算すると
サカナの泳層まで毛鉤を届けられそうも無い。

GB(ゴールドビーズ)を付けたフェザントテール・ニンフなら、
通常のフェザントテール・ニンフよりも重量が有り
毛鉤のコントロールがしやすく、GBのお陰で視認性も高い。

GBフェザントテール・ニンフをティペットに結び
毛鉤とサカナを見ながらのサイトフィッシングでアマゴを狙おう。
しかし、アマゴが定位する場所を微妙に変えるから
口元へとGBフェザントテール・ニンフを運ぶのがとても難しい。

何度目かのアプローチで、ニンフを上手くコントロールできた。
アマゴの泳ぐ泳層と、定位しているレーンにGBフェザントテール・ニンフが流れる。
アマゴが胸ビレを開き、大きく口を開けたり、首を振ったりしたらボクの勝ちだ。

GBフェザントテール・ニンフがアマゴの目の前に迫る。
すると、その瞬間、底に定位していた小振りなイワナが
GBフェザントテール・ニンフに襲いかかるように引ったくる。
悲しいかな釣り人の右手は、アワセを入れちゃダメだ。
という意思とは無関係に、他のサカナの動きにも追従してしまい
ついついロッドを立ててしまう。

嬉しいような、悲しいような。
しかし、ボクのランディングネットに収まったのは
なかなかのプロポーションの8寸のイワナだった。

このイワナが小さく見えてしまったというコトは
あのアマゴは一体・・・。
by tokyo_terry | 2007-04-25 01:00 | ♤ Fly Fishing | Trackback | Comments(10)

dusk

昨夜の雨の影響か、水温が低くサカナたちも低活性。
しかし、探せばヤル気のあるサカナもいる。

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釣り場に着くと、いつもの駐車場に見慣れたクルマが停まっている。
黄昏店の店長とお店の常連さんが二人。
お互いに“あれぇ?”なんて声を出しながら
笑顔で朝の挨拶をする。

今日は、単独釣行のつもりでサカナ釣りに出掛けたけど
偶然にも知り合いとフィールドで会ったから
入渓点を決めて、二組に分かれて釣りを開始。
今回は店長と一緒だ。

昨夜降った雨でどんな影響があるのかと
ちょっと心配してたけど、増水は思ったほどではなく
むしろ、なかなかイイ感じだ。
水温は低そうだけど。

店長はニンフで手堅く釣りをするというので、ボクはドライフライを結ぶ。
二人で釣り上がるのなら、水面と水中を探ったりしたほうが
効率が良いからだ。

しかし、しばらく釣り上がるも、ボクのドライフライへの反応は皆無。
店長のニンフは何度かアタリもあったらしいが、
バラしたり、フッキングしなかったりと“食い”はあまり良くないようだ。
きっと、昨夜の雨で水温が下がり活性が低いのだろう。

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二股に分かれた流れを進むと、プールに出た。
右岸を釣っていた店長も同じタイミングでプールに合流。
今日は厳しいねと、二人でタバコを吸いながら水面を見ていると
メイフライが水面で羽を動かしながら流れている。

すると、水面に水飛沫が上がる。
しかし、メイフライはライズの主には食べられずそのまま水面を流れている。
店長と二人で興奮しながら、ライズだ!と声を上げると、
またも水面に水飛沫が・・・・そして、また。
四度目の水飛沫が上がり、メイフライは姿を消した。

ヤル気のあるサカナだ。
あんな風に何度も追い食いするのは、イワナだろう。
捕食が下手だから、きっとまだ若いイワナなんだろうな。
店長はニンフを付けていたから、ドライフライを結んでいたボクが
あのライズにチャレンジ。

ナチュラルに流してもダメなら、水面をスーッと引いたりするとイイかもね。
なんて話しながら、#14のソラックスダンを投げる。
流れに乗せて、ナチュラルに。
すると、ゆっくりとリラックスした姿勢でイワナが毛鉤を飲み込んだ。
大物ではないが、なかなか小気味良い引きを見せた
お腹の真っ赤なイワナだ。

その後はまた違うポイントで店長とライズを狙ったりするものの
大半のサカナたちは活性の低いままのようで、
水面にはなかなか出てきてくれない。

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太陽が傾きはじめた午後の黄昏時。
それまでにボクは何尾かのイワナを釣り上げていたけど
店長には釣りの女神が微笑んでくれていなかった。
しかし、一尾のイワナを釣り上げた途端に
店長のロッドは忙しく曲がりはじめる。

一箇所の小さなポイントから、次から次へとイワナを引き出すのだ。
しかも、四尾目のイワナは、遠目で見ても大きなイワナ。
店長は泣き尺と謙遜していたけど、かなり立派なイワナのようだった。

さすが、黄昏店の店長だ。
キッチリと黄昏時にヤル気のあるイワナを見つけて
次々に釣り上げるなんて。

低活性のサカナたちばかりだと思っていたけど
やっぱり探せば、活性の高いサカナたちもいるもんだな。

店長、イワナをバラしたときは悲しそうな顔をしてたけど
釣り上げたときは、とってもイイ笑顔をしていましたよ。
また、一緒に遊びましょうね!!


my trip meter208.7km
total1111.2km
by tokyo_terry | 2007-04-23 23:27 | ♤ Fly Fishing | Trackback(1) | Comments(16)
初めて書いてみたけど・・・
“味”なのか、“クセ”なのか、単に“下手”なだけか。

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何本かのロッドを自分の手で組み上げてはいたけど
ネーム入れをするのは、今回が初めて。

ネームを入れるために手に入れた道具は
ホルベインの白インクにGペン。
ボクには、何だかとても懐かしい道具たちだ。

学生時代、複数の鉛筆と消しゴムを手にして
画用紙に向かう日々を過ごしていた。
大きなナイロン製の鞄に画板を入れてスクールに通い
毎日のようにデッサンをしていた。

また、ガッシュやアクリル絵具などを用いて
絵筆やエアブラシでイラストを描いたり
ガラス棒や溝引き定規、烏口を使ったりして
製図やトレースの練習などに明け暮れたりもした。
もちろん、漫画を描いたりするコトもあったし
レタリングやPOPなどを制作することも。

遠い記憶の学生時代を思い出すような道具だ。

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その道具を用いて今回は初めてのネーム入れ。
現在製作中のダブルハンドロッドに。

ブランクは、中部を代表するスペイキャスター 岡田裕師さんのO-REX。
リールシートやガイドなども、O-REXと同じものを使って
ボクが組み上げたオリジナルロッドだから
それらしいネームを入れよう。

岡田さんの“O”を、terryの“T”に差し替えて、T-REX Speyとしてみた。
肉食の恐竜やイギリスのグラムロック・バンドと同じ名前になってしまったけど
あちらは頭文字の後ろは、ドット。ハイフンではない。
まぁ何だか強そうな感じだから、イイかな。
岡田さんには怒られちゃうかもしれないけど・・・

ただでさえ普段から下手クソで、なおかつクセのある文字を書くのに
塗装されたツルツルの丸いブランクにネームを入れるのはなかなか難しい。
でも、こうやって自分の名前をブランクに書き入れると
ますます愛着も湧きそうで、早くこのロッドを振りたくなる。

あとはネームが剥げないように塗装を施して
リールシートとアンダーグリップを接着して完成だ。
by tokyo_terry | 2007-04-22 21:10 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(30)

stream of first love

イブニングに一か八かの勝負を挑む前
仲間たちとボクがとても気に入っている里川へと向かった。

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この里川は、友人の言葉を借りるならば
ボクにとっての初恋の川だ。

やや早い時間帯から河原に降り立ったが
あまり早い時間帯では、ドライフライへの反応は良くないことは明白だ。
でも日当たりの良い里川は、時間が経つにつれ徐々に水温を高めてくれるから
サカナの活性とフライフィッシャーの活性を高めてくれるのは時間の問題。
きっと11時を過ぎた頃になれば、ドライフライへの反応が鋭くなるに違いない。

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仲間三人で交互に釣り上がりながら、ライズを仕留めたり
ブラインドでアマゴを釣り上げたりと楽しい時間が過ぎていく。

そして、やはり期待通り。
11時を過ぎると、流芯からはアマゴたちが
活発に毛鉤目がけて飛び出してくれる。

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埼玉から単身赴任で名古屋に在住のMr.Sも
中部のアマゴを釣り上げては、嬉しそうな笑い声を上げる。
昨シーズンまでは、ボクも地元を離れ、トーキョーに暮らしていたから
出かける先すべてがアウェイの流れ。
どこでどんな風に釣りをしてイイのか、よく判らなかったから
Mr.Sの嬉しそうな甲高い笑い声が自然と出てくる気持ちは
とてもよく判る。

ボクもトーキョーをはじめ、関東や東北、北海道で知り合った友人たちに
向かう先々では、とてもお世話になっていたから、本当に彼の気持ちはよく判る。

日曜は、イブニングに一か八かの勝負に挑む前
この里川へ来て一緒に釣りやランチを楽しみ、釣果もそれなりにあり
とても喜んでもらえたから、この里川を案内したコチラとしても
すごく嬉しい。

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釣れないよりも、やっぱり釣れるほうが
サカナ釣りは楽しいからね。

Mr.Sもきっとこの中部の里川を気に入ってくれているコトだろう。
もしかしたら、中部での初恋の川になったかもしれない。
by tokyo_terry | 2007-04-18 00:24 | ♤ Fly Fishing | Trackback | Comments(18)

Super Hatch and Super Rise ?

太陽が沈み始める頃になると、にわかに渓は活気を帯び
サカナたちの饗宴が始まる。

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先日、先輩と出掛けた釣行帰りに見つけた無数のライズリング。
その正体を確かめに、友人たちとクルマを走らせる。
渓に降り立つ前、渓相や水の流れを道路沿いから眺めると
ハヤや野鯉が川底でヒラを打っているのが見えた。

どうもうさん臭い。
アマゴが泳いでいるようには思えない。

ライズでも見つければ、俄然ヤル気は出るのだけど。

しばらく、言葉少なげにこの流れを見ていると
この一か八かの勝負に付き合ってくれた友人
堰堤の下の流れで、スプラッシュライズを発見した。
そして、ボクもその友人が見つけたライズの位置よりも
さらに上流の急流でのスプラッシュライズを見つけた。

ライズを見つけると、それまでの沈んだ気持ちは一気に吹き飛び
メンバー全員の血圧が一気に上がる。
足取り軽く、河原に降りてまずは友人がライズを狙う。
それにしても、おびただしい数の水生昆虫が飛んでいる。
河畔林があるせいか、無数のスピナーが飛んでいる。
アカマダラだろうか。

ボクは友人が狙うポイントの上流の急流のライズに狙いを定め
それまで使っていたアダムスをそのままライズに流し込む。
しかし、友人がライズと対峙している場所から
たった10mほど上流では、メイフライではなくガガンボのスーパーハッチ。
耳や頬にまつわりつくほどの量は、いくらフライフィッシャーとはいえ
かなり気持ちが悪い。

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何とかライズをモノにしようとキャストを繰り返すと
急流を流れる毛鉤が水飛沫とともに水面から消えた。
小さいけれど、生命感あふれるサカナの感触。
しかし、ラインを手繰っている途中でフックオフ。

もう少しだけ狙おうと思っていたけど
どんどんと増えるガガンボのスーパー・・・
いや、ハイパーハッチがあまりに気持ち悪く
下流でライズを狙う友人の元へと避難する。

すると、小型のスピナーに混じって
時折白く大きなメイフライが飛んでいるのが見えた。
エルモンだ。

昼間釣りをしていた場所に比べ、随分と標高も低いこの流れは
季節の進み方が一週間ほど早い。
きっと来週くらいには、昼間に釣りを楽しんだ里川でも
エルモンのハッチが見られるかもしれない。

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そんなコトを考えながら、友人がライズを狙っている姿を見ていると
友人のフライロッドが曲がった。

・・・急流の中でのライズの正体は、アマゴではなかった。
先日、先輩と出掛けた釣行帰りに見つけた
無数のライズリングの正体も、もしかしたら・・・。
by tokyo_terry | 2007-04-15 23:08 | ♤ Fly Fishing | Trackback | Comments(27)

plus one

いつもランチはコンビニで調達しちゃうけど
たまにはこんな一品をくわえるのもイイかも。

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単独釣行だと、ランチは二の次。
ついついコンビニでオニギリを調達しては
よく噛まずに飲み込むように食べては
すぐに釣りをしてしまう。

気の会う仲間と一緒なら、ランチタイムは食事と一緒に
会話も楽しみたい。
でもやっぱりコンビニで仕入れたオニギリばかり。

先日の先輩との釣行でも
のんびりと里川で釣りをしてきたけど
やっぱりランチタイムはコンビニのオニギリだった。
でもこの日は、仕事先で頂いたソーセージを持って出掛けたから
ステンレスのクッカーでお湯を沸かし
その中にソーセージをドボンッ。

3〜4分ほど茹で上げれば、ちょっと贅沢なランチになる。
粗挽き肉の美味しさに、ちょっとハーブが効いたピリッとした味わい。
簡単で美味しいランチ、これはちょっと病み付きになるかも。
たまにはこんな一品をランチに加えるのもイイかもしれない。

フィールドで味わう美味しいランチ。
またサカナ釣りの楽しい遊び方がひとつ増えた。

それにしても、二人でこの量は多かったかな。
by tokyo_terry | 2007-04-14 02:10 | ♡ Foods & Drink | Trackback | Comments(24)

Happy Sunday

気持ちイイ一日だった。
天気も、サカナ釣りも、サクラの花たちも。

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すぐ後ろで釣っていた先輩が、笑顔でコチラに向かってきた。
さっきの場所で釣れたよ。と言いながら。
どうやら開始早々、アマゴを釣り上げたようだ。
入渓して数十メートル。
一度ボクの毛鉤を見切ったアマゴを。

ちょっと悔しい。
でも、先輩が釣り上げたアマゴよりも、ちょっとだけ大きなアマゴを
ボクもすぐに釣り上げたから、悔しさと焦りが少しだけ優越感に変わった。

この日は、アマゴたちが好みそうな水勢の流れに的を絞り
朝からドライフライでテンポよく釣りをしようと考えていた。
しかし、時折起こるライズにボクと先輩の足が
そのライズポイントに突き刺さるコトもしばしば。

神経質なアマゴには、釣り人は慎重なアプローチと
適切な毛鉤のセレクト、そして完璧なドリフト技術が必要だ。
そのどれかひとつでも欠けると、たちまち釣り人が思い描くストーリーは
現実のものにはならないのだ。

だからボクと先輩は、ライズを繰り返すアマゴに翻弄されたりして
テンポよく釣り上がるコトがままならなかったのだ。
しかしそれは、苦痛というようなものではなく
むしろ、気持ちよさにも似たものに感じていた。

交互にポイントを前後しながら、ライズを見てはお互いにニヤリ。
毛鉤に反応があれば、またまたニヤリ。
釣り上げたらさらにニヤリ。
バラしたりすれば、互いにイイワケをし合ったりして。
またそれも楽しいひと時なのだ。

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サクラの咲く季節が来ると、いよいよドライフライが楽しくなってくる。
釣り場に向かう車中から見えるヤマザクラたち。
スッキリと晴れた空と、柔らかな春の日差し。
そして、流芯から飛び出す朱点の鮮やかな天女魚たち。

これから春本番。
フライフィッシングがさらに楽しくなってくる。

それにしても、帰りの車中から見た
別の川でのライズの数々・・・。
今度の休みの行き先は、もう決まった。
来週もライズしてるとイイな。


my trip meter 211.2km
total 1113.7km
by tokyo_terry | 2007-04-08 23:08 | ♤ Fly Fishing | Trackback | Comments(23)

tired

あぁ、よかった。ロッドは無事だった。
それにしても、膝がまだ痛い。

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対岸の水深のある落ち込み。
その向こう側の“巻き”には、イワナが居着いているポイント。
以前ここを訪れたときも、やはりイワナが出てきてくれた場所だ。
浮力の持続性が高いビッシリとハックルを巻いた
パラシュートフライでその“巻き”を狙おう。

水量は通常よりも多い、前日よりも水かさは落ち着いたものの
流れも早く、いつもより重い。

流れの真ん中に大きな岩があるから、そこまで渡ってみよう。
キャストをするなら、メンディングなども近距離のほうがしやすい。
と思い、水勢のある流れに右足を入れると
予想よりも“押し”が強かった。

流れに足を取られ、前方にバランスを崩してしまった。
ヤバいッと思った刹那、転ぶなら前のめりにほうが安全だと
体が反射的に思ったのか、それとも底石に滑ったのか
今ではそのときの記憶はないのだが
気がつけば水の中に両手を付き、川の中で四つん這いになっていた。

ロッドを持っていた右手もそのままで。

しかし、反射的にロッドを持つ手を緩ませ
親指と人差し指だけでグリップを支えて
直接底石にぶつけないようにして転んだようで
ロッドを折るようなことにはならず
ひと安心したが、右足の膝に激痛が走った。

底石に右膝をぶつけてしまったようだ。

四つん這いだから、両袖はもちろん水浸し。
フリースジャケットだったから、染み込んだしまった水は相当な量だ。
すぐに岸辺に移動して、フリースが吸い込んでしまった水を絞り出す。
その間、もちろん右膝にはズキズキと痛みを感じていた。

その場でタバコを取り出し、手頃な石の上に腰掛けて一息つく。
しばらくしてから、先ほど狙っていた“巻き”は諦めて
安全そうな場所だけを選びつつ、慎重な足さばきで釣り上がった。

数尾のイワナを釣り上げると、時計の針は垂直に180度に開き
辺りには夕闇の気配が忍び寄ってくる頃になっていた。
そろそろ今日は帰ろうか。

クルマに戻り、ウェーダーを脱ぐ。
しかし、膝を曲げると右膝がとても痛い。
しかも見た感じも大きく腫れ上がり、違和感を感じる。
クルマの運転には支障がないからイイけど
ちょっと迂闊だったな、と反省しながら
ECをBGMにしながら帰路についた。

月曜の釣りから数日が経つが、まだ少しだけ右膝が痛い。
いつもこんな風に転ぶものだから、昨年の秋に新調したウェーダーも
すでにボロボロ。
所々、裂けてしまったトコロや汚れが目立つ。
あぁ、今シーズンの秋までは、何とかはき続けられるとイイのだけど。

新しい道具もいいけど、少しぐらいくたびれた感じになってくると
自分のものになった感じがする。
でも、ウェーターに穴が空いてしまえば
釣りはとても不快感をともなう。

もう少し気を付けて渓を歩こう。
もちろん、次の釣行も転ばないように。
by tokyo_terry | 2007-04-07 01:23 | ∇ Fishing Talk | Trackback | Comments(30)

大好きなフライフィッシングにまつわるハナシ。気になる音楽、食事、ジテンシャ遊びやキャンプなど。アウトドアの話をサカナに、ゆったり寛ぎながら酒でも飲みながら語り合いましょうか。でもボクは下戸です(^ ^;


by tokyo_terry