カテゴリ:⌘ Rod Building( 29 )

Graphite sheet

はじめて使ってみるグラファイト製のリールシート。
木製フィラーやニッケルシルバーよりも軽そうだ。

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今回のロッドはスイッチ・ロッド。
シングルでも、ツーハンドでも使える
10ftのスリーピースのロッドだ。

シングルで使うとなると、長尺ロッドである。

もともとティップの軽い感覚のロッドだけど
シングルで使用するのなら、重量は軽ければ軽いほうがいい。
いつもなら木製フィラーとニッケルシルバーの組み合わせ多いけど
今回のリールシートは、軽量なカーボングラファイト製のフィラーと
アルミ製スクリューの組み合わせのリールシートをチョイス。

昔憧れたG.Loomisのロッド群が採用していたモノによく似ている。
軽さを求めた結果、こんなスパルタンなデザインになったのだろう。
木製フィラーやニッケルシルバーのような
雰囲気や経年変化などはの楽しみはこのリールシートにはない。
でも、こんな風に軽さを求めるためにデザインされたリールシートも
潔くてイイじゃないか。

それに、合わせるリールもブラック塗装が施されているから
ブラック塗装のアルミリングとの相性もイイと思う。

今回のロッドはスイッチ・ロッド。
シングルでも、ツーハンドでも使える
10ftのスリーピースのロッドだ。

シングルで使うとなると、長尺ロッドである。
軽いほうが何かとイイと思うのである。
by tokyo_terry | 2007-12-05 00:16 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(0)

Grip making

今回も旋盤なしのコルクグリップ製作。
少しずつしか削れないからこそ、丁寧に作ろう。

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ココのトコロ、休日の度に出掛けた先などで
ホームセンターを見つけると、ミニ旋盤が置いていないだろうかと
電動工具コーナーを見て回っていた。

何軒目だろう。
先日の日曜にミニ旋盤を見つけたのだが
店員さんに聞いてみると、あまり使えないと思いますよ。
なんてコトを言われてしまった。

用途はどんなモノを作られるのかと尋ねられたから
釣り竿を作るつもりですと答えると、
急に釣り竿と旋盤についてのウンチクを語られた。
どうやら、その店員さんも
ルアーロッドやフライロッドを作っていたようだ。

なんだか、せっかく見つけたミニ旋盤だったけど
その店員さんの話を聞いていたら、ボクの中にあった
メラメラと燃える“旋盤ブーム”の炎はアッという間に消えてしまった。

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今回もコルクリングからのグリップ成形は諦めて
既成のグリップを使う方向でグリップを削り出そう。

コルクの粉が部屋の中に飛び散らないように
スーパーでなどで貰う大きなビニール袋を用意したら
既製品のフルウェルタイプのグリップをカット。
さらにカラーコルクやラバーコルクをハーフカット。

ブランク径に合わせてコルクグリップの内径合わせをしたら
二液性の接着剤を使って接着。

接着乾燥のために一日おいたら、いよいよ削り出しだ。
旋盤がないから、ラッピングベンチを代用して
ブランクに接着したグリップをベンチの上で左手で回す。

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回す、回す、回す。
削る、削る、削る。

右手の金属ヤスリも荒削りを終えたら
中目から細目と徐々に替え、最後は#800まで。
一箇所ずつを丁寧に、丁寧に、丁寧に。

グリップの両端の四箇所の成形と全体のシャイプをするために
ベンチの上でブランクをグルグルと手で回すと、かなり疲れる。

結局、グリップの削り出しの作業は3時間ほど掛かった。
少しずつしか削れないからこそ、丁寧に出来たと思う。
ボクの新しいカスタムロッド。

おかげで、月曜日は左肩から指先に掛けて
軽い筋肉痛になっていた。
by tokyo_terry | 2007-12-04 23:40 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(8)

Switch Rod

6本目のロッドビルディングは
#5/6指定のスイッチ・ロッド。

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ボクが渓流でアマゴやイワナを狙うために 
お気に入りとして使っている#2や#3指定のロッドは
それらを狙うためにデザインされた国産のグラファイトロッドが多い。
それに対し、#4〜#6のライン指定のロッドは
アメリカ西海岸で生産されるロッドを使うコトが多い。
これは、対象魚がレインボーなどになるためだ。

彼の国でレインボーに鍛えられたロッドたちは、キャスティング能力に優れ
レインボーのパワフルで鋭角的な動きにも追従してくれるからだ。
その信頼は、ボクにとって揺らぐコトはなかった。

しかし、国産グラファイトロッドの中に
気になる存在のロッドが現れた。

数週間前に実際にキャスティングをした国産グラファイトロッドは
そのキャスティング性能とデザイナーのアイデアに惚れてしまい
どうしても手に入れたくなったのだ。

さらに友人が手に入れたカスタムロッドを見て
その気持ちがさらに強くなり、こうして3pcの#5/6指定の
ロッド・ブランクを手に入れたのだ。

スイッチ・ロッド。
10ftのそれは、シングルハンドロッドとしても
ツーハンドとしても使用が可能なロッドである。
また、通常のオーバーヘッドキャストも
スペイキャストも可能となるロッドでもある。

以前、#8指定の10ft6incで同じようなロッドも所有していたが
そのロッドはもう手放してしまった。
シングルハンドで投げるには、ボクにはやや強過ぎて
上手くロッドを曲げるコトができず
一日中振り続けるコトができなかったからだ。

その点、今回はライン指定も軽くなったため
ロッド重量とその負荷も少なくなり
キャスティングの負担も随分と減りそうな感じ。

それに#8指定よりも#5/6指定のロッドのほうが
ボクの釣りでの出番は多くなりそうだ。

さて、パーツはすべて揃ったから
先日ノートに描いたデザインをベースに
コツコツと組み上げていこうか。
by tokyo_terry | 2007-11-23 02:34 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(8)

a wood‐turning lathe

角から丸へと姿を変えると
木材だったときからは随分と違った表情を見せる。

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コリコリコリ・・・と小さな音を立てて、バイトが木材を削る。
小さな削りカスたちが旋盤の回転数のリズムにシンクロして
ピョンピョンと手元で飛び跳ねる。

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ロッドビルダーがゆっくりとハンドルを回しながら
左右にバイトをスライドしていく。
ロッドを作るまでには様々な工程があるが
こんな作業も楽しいのだろう。
口元が少し弛んでいる。

ただの角材だったものが、ロッドパーツへと姿を変える一瞬だ。
見ているコチラも楽しいのだから
作り出す本人も楽しくない訳がない。

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丸く削り出したら、偏芯治具を装着して旋盤を回す。
また、同じようにバイトを左右にスライドさせながら
コリコリコリ・・・と削り始めると
リールフットを乗せる部分が削られていく。

リールシートが成形されるまでを初めて見せてもらったけど
旋盤を使うと、想像以上に早く、正確に作業ができるのに
ビックリした。

ただの角材がリールシートのカタチになると、木目も随分と表情を変える。
面白い木目が出てきたり、期待以上の美しい模様が出てきたり。
見ているだけではなんだかもの足らない。
いつかボクもこんな作業をしてみたいものだ。

その時はきっと、こんな風に
ボクも口元が弛んでいるんだろうな。
by tokyo_terry | 2007-11-20 00:32 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(24)

Preparation

透けないラッピングスレッドとカラーコルク。
どんなデザインのロッドを作ろうか。

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これまで#3・#4・#5・#5/6・#7/8と
ブランクを入手して自らの手で組み上げたロッドは5竿。
ロッドビルドを本職にされている人から見たら
ボクが作ったロッドは、何とも言いがたい仕上がりのロッドたちばかりだ。

でも、製作本数が増える度、ラッピングやコーティングを何度も行うと
徐々にそのコツを掴むコトが出来るようになる。
そう、釣りをはじめたビギナーが釣行回数を重ねる度に
キャスティングやタイイングが上手くできるようになるコトと全く同じだと思う。
僅かだが、自身の上達を感じるコトができると
それはもう、楽しくて仕方が無い。

これまでのロッドビルディングは、作り手の経験も少なく、余裕もなく
ボンヤリと頭の中にその完成形を描いていただけだった。
しっかりとラフを描いたり、デザインサンプルを作ったりしたコトはない。
だから、いつも予想とは違う色合いや仕上がりになったのかもしれない。

先日、 札幌の友人が手に入れたというカスタムロッド
そのカスタムロッドに採用されているグリップのデザインはとても秀逸だった。
ラバーコルクとカラーコルクを組み合わせた独特の配色と雰囲気。
そのカスタムロッドのエントリーを見ていたら
なんだか急に、フライロッドを作りたくなってしまった。

随分前から手に入れていたけど
なかなか使う機会が巡ってこなかったカラーコルク。
友人のカスタムロッドに刺激を受けて、ガサゴソと引出しの奥から出してみた。
こういったカラーコルクで、グリップにアクセントをつけた
個性的なグリップを持つロッドも作ってみたい。
今夜は、そんな衝動に駆られている立冬の夜。

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そして、次回この手でロッドを組み上げるときは
この白いラッピングスレッドをワンポイントに使ってみようと思う。
通常のナイロンスレッドは、塗装を施すと透けてしまう。
ビビッドなラッピングスレッドもブランクの色合いと塗料に影響を受けて
随分と色合いは濃くなる。

しかし、この白いラッピングスレッドは、
カラープリザープ処理がされているから、塗装をしても透けないように出来ている。
メタリックスレッドとは違い、クラシカルなデザインを施すなら
カラープリザーブされたスレッドを使うと雰囲気がでるだろう。

この辺りのコトもしっかりと考えて、
ブランクカラーとラッピングカラーの配色や、ラッピングのデザイン
もちろん、グリップ周りのデザインも考えてみようと思う。

さて、ノートにちょっとデザイン画を描き起こしてみようかな。
by tokyo_terry | 2007-11-08 23:42 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(12)

Last Finish 444

最終仕上げをすっかり忘れていた、生涯4番目の#4の4pcロッド。
秋の夜長のロッドメイキング。

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生涯5本目となるオリジナルロッドは、すでに組み上げていたのに
4本目のロッドは、ロッドネームとフックキーパー周りのコーティングの
やり直しをすっかり忘れてしまっていた。
#4、4pc、オリジナルとしては4本目のシングルハンドロッド。

一度は組み上げていたものの
塗装したスレッドが透けないように処理したつもりが上手く出来ず
未完成のまま一年以上が経ってしまった。
似たようなスペックのロッドが手元に届いたというのも
未完成のままだった理由のひとつだったのだけれど・・・

組み上げて以来、一度しか使っていないロッドだから
この秋からは、しっかりと使ってみようと思い
仕事で疲れた深夜にもかかわらず、夜な夜な作業に取りかかる。

エポキシのA液とB液を計量カップに入れる。
しっかりと撹拌したら、気泡が消えるまでの数分間はしばらく置いておく。
ロッドがキレイな弧を描くとイイなぁ、なんてコトを思いながら。

下塗りは既に済ませてあったから
ラッピングを施したスレッドにエポキシ塗料がはみ出ないように
慎重に慎重を重ねたコーティング。
こんな時は、自然と呼吸を停めて作業をしているから
ひと塗り終えるごとに、大きく息をつく。

でも一箇所、手元が弛み塗料がはみ出してしまった。
まぁ、いいか。

ドライングモーターにセットしたロッドを見ながら
メンソールに火を着けると、ブルッと震えてしまった。
塗装の際には換気にも気をつけようと思い
窓を少しだけ開けていたから
秋の夜風がその隙間からそっと忍び込み
部屋の中をちょっとだけ冷したようだ。

このロッドに合わせて、新しいラインも最近仕入れたばかりだから
近々、完成したばかりのこのロッドを持って、どこかへ出掛けよう。

その時には、terry's Rod Building Barのオリジナルロッドを
思う存分振ってこよう。

その日がいつになるのか、今は判らないけど・・・。
by tokyo_terry | 2007-10-25 00:45 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(20)
初めて書いてみたけど・・・
“味”なのか、“クセ”なのか、単に“下手”なだけか。

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何本かのロッドを自分の手で組み上げてはいたけど
ネーム入れをするのは、今回が初めて。

ネームを入れるために手に入れた道具は
ホルベインの白インクにGペン。
ボクには、何だかとても懐かしい道具たちだ。

学生時代、複数の鉛筆と消しゴムを手にして
画用紙に向かう日々を過ごしていた。
大きなナイロン製の鞄に画板を入れてスクールに通い
毎日のようにデッサンをしていた。

また、ガッシュやアクリル絵具などを用いて
絵筆やエアブラシでイラストを描いたり
ガラス棒や溝引き定規、烏口を使ったりして
製図やトレースの練習などに明け暮れたりもした。
もちろん、漫画を描いたりするコトもあったし
レタリングやPOPなどを制作することも。

遠い記憶の学生時代を思い出すような道具だ。

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その道具を用いて今回は初めてのネーム入れ。
現在製作中のダブルハンドロッドに。

ブランクは、中部を代表するスペイキャスター 岡田裕師さんのO-REX。
リールシートやガイドなども、O-REXと同じものを使って
ボクが組み上げたオリジナルロッドだから
それらしいネームを入れよう。

岡田さんの“O”を、terryの“T”に差し替えて、T-REX Speyとしてみた。
肉食の恐竜やイギリスのグラムロック・バンドと同じ名前になってしまったけど
あちらは頭文字の後ろは、ドット。ハイフンではない。
まぁ何だか強そうな感じだから、イイかな。
岡田さんには怒られちゃうかもしれないけど・・・

ただでさえ普段から下手クソで、なおかつクセのある文字を書くのに
塗装されたツルツルの丸いブランクにネームを入れるのはなかなか難しい。
でも、こうやって自分の名前をブランクに書き入れると
ますます愛着も湧きそうで、早くこのロッドを振りたくなる。

あとはネームが剥げないように塗装を施して
リールシートとアンダーグリップを接着して完成だ。
by tokyo_terry | 2007-04-22 21:10 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(30)

Second Coating

グルグル、グルグルとドライングモーターが回転し続ける。
今回は仕上げとなる2回目の塗装。

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塗装の下塗りを終えてから数日。
ガイドを留めるスレッドに塗料を染み込ませて
しっかりと乾燥させたら、次の工程は二度目のコーティング。
この工程がイチバン緊張する。

下塗りと同じ要領で、2液性のエポキシ塗料を同量混ぜ合わせ
気泡が消えたら、ラッピング部分に塗装を開始。
今回は2回目の塗装だから、“塗る”というよりも“乗せる”感覚。
下塗りとは違い、今回は薄め液を使用しない。
塗料が固まる前に作業を終わらせなければいけないから
下塗りの時よりもスムーズかつ丁寧・迅速に行わねばならない。
この作業が仕上り具合を左右するのだ。

ボクのコーティングの好みは、やや薄めのコーティング。
決してボテッと塗料を厚く塗ったりはしない。
丁寧に塗装され、薄く仕上げたコーティングは
とても美しく感じるからだ。

強度を考えると、米国ロッドメーカーのように
厚めのコーティングを施したほうがイイかもしれない。
しかし僅かな重量の増加でも、ロッドのアクションが変わる。
特にティップ部分への重量増加は、キャスティング時に顕著に現れる。
慣性重量が増すからだ。

逆に言えば、ファスト・アクションのロッドも
やや厚めにコーティングを施せば、ややマイルドなアクションになったりする。
また、厚めにコーティングされたスロー・アクションのロッドも
薄いコーティングに変更すれば、抜けの良いアクションに変わったりもする。
ガイドを軽量なタイプにすれば、さらにアクションも変わる。

だからこそロッド・ブランクの性能を殺さないために
ボクがロッドビルディングをするときは
いつもコーティングを薄めに仕上げるのだ。

と考えながら、ドライング・モーターにセットされ
グルグルグルグルとまわるロッドを見ていたら
塗料がハミ出てしまっている箇所を発見してしまった。

あぁ、ショック。
おまけに塗りムラも見つけてしまった・・・。
by tokyo_terry | 2007-03-30 23:54 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(12)

Coating

しっかりと掻き混ぜて、気泡が消えたら丁寧に下塗り。
ラッピングカラーと仕上がりが気になる。

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全てのガイドやフェルールの補強を兼ねたラッピングを済ませたら
いよいよ、エポキシ塗料を使っての塗装だ。
まずは下塗りから。

今回、ボクが使うエポキシ塗料は、フレックスコート LITEというもの。
2液性の混合タイプだから、それぞれを同量ずつ
注射器のようなカタチのシリングに取って、ミキシングカップで混ぜ合わせる。
しっかりと計量しておかなければ、なかなか乾燥しないのだ。

慎重に目盛りに合わせた2液をシリングに取って
ミキシングカップの中に入れ、よく掻き混ぜる。
すると、気泡が塗料の中に現れた。
今回は下塗りなので、ここにうすめ液を入れて
さらに掻き混ぜる。

2〜3分ほど置いておくと、気泡もなくなる。
ドライヤーなどでちょっとだけ暖めると気泡はすぐに消えるのだが
今回は、ハロゲンヒーターの前でこの作業をしていたからかな。
割と早く気泡は消えてくれた。

いよいよラッピング部分に塗装を施す。
下塗りだけど、作業は慎重に丁寧に。
でも、あまりのんびりと作業は出来ない。
塗っていく間に塗料が固まってしまうからね。

それにしても、うすめ液を入れたはずなのに
塗料の粘度が高いような気がするのは、何故だろう。

下塗りをする前にハロゲンヒーターの前に居過ぎたかもしれない。
by tokyo_terry | 2007-03-15 00:26 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(8)

Spine,Guide and Winding Thread

ブランクのスパインを調べて、スネイクガイドをラッピング。
徐々にフライロッドらしくなってきた。

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堅い床の上にブランクを置いて、
右手の平でブランクを支えながら左手でブランクを回す。
すると“クルッ”とブランクが反発してまわる部分がある。
そこがスパインと呼ばれる、ブランクの背骨となる場所だ。

そのスパインにガイドを乗せるのだ。

グラファイトロッドのブランクは
様々なカーボンシート、いわゆるプリプレグと呼ばれるものを
マンドレル(芯金)に巻き付け、テーピングする。
それをオーブンで焼成して、脱芯した後にテープを剥がす。
これでグラファイトロッドのブランクが出来上がる。

その際、シート状のプリプレグの巻き始めと巻き終わりなどのせいで
重なりが多い部分が生まれる。
その部分がスパインと呼ばれる反発力の高い場所なのだ。

スパインとガイドを乗せる位置を決めるために
マスキングテープでマーキングをして、いよいよガイドを取り付ける。
ガイドを載せる位置が指定されていたガイドチャート見ながら・・・

しかし、そのガイドチャートが無い。何処にも無い。
先日、散らかった部屋を掃除した時に
いらないものと一緒に捨ててしまったのだろうか。

どうしよう。
ガイドチャートがなきゃ、ロッドが作れない。
13ftのダブルハンドロッドなど初めて作るから
見本となりそうなロッドなど持っていないし。

こうなりゃ、このロッドブランクをデザインした岡田さんに頼るしかない。
すぐさま岡田さんへ連絡をして、ガイドチャートをメール添付してもらう。

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それにしても、こうやって今回取り付けるガイドを見ていると
ちょっと大変かもしれない。

始めはダブルハンドと言うくらいだから
取り付けるガイドの数も多いと思っていたけど
トップガイドを除くスネイクガイドと
ストリッピングガイドの数は13個。
9ftのシングルハンドでも10個だから、それほど多くない。
でも、実際にガイドを目の前にしてみると・・・。

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先週の日曜は、今シーズン初めての釣行のはずだったけど
ちょっとしたアクシデントで、結局ボクは解禁を迎えていない。
今週の日曜も夕方に用事があるために、渓へは出掛けられない。
よし、気合いを入れてガイドのラッピングをしよう。
紛失したガイドチャートも入手できたコトだし。

岡田さんのオリジナルは、ブランクカラーのダークブルーを基調に
ブルー系のスレッドにシルバーのティッピングが入っている。
でもボクは、今回のラッピングスレッドのカラーはパープルを用意してみた。
飾り巻き用の色止め加工が施されたNCPスレッドも合わせてパープル。
あまり一般的には見かけない色合いかもしれないけど
せっかく自分で組み上げるロッドだから
こんな色合いで仕上げるのは何だかワクワクする。

スネークガイドは単色でラッピング。
フェルール付近のラッピングはNCPのスレッドでワンポイント。
このワンポイントは、ロッドを繋ぐ順番に同じ数を入れてみる。
もちろんフェルールの凹側だけではなく、凸側にも同じようにラッピングする。
我ながら、なかなかお洒落なデザインに仕上がった気がする。

でもフィールドで使う時には、捻れなどで破損しないように
フェルールにはテーピングをしちゃうから
せっかくデザインしたフェルールは、見えなくなっちゃうかもしれないなぁ。
by tokyo_terry | 2007-03-04 23:37 | ⌘ Rod Building | Trackback | Comments(24)

大好きなフライフィッシングにまつわるハナシ。気になる音楽、食事、ジテンシャ遊びやキャンプなど。アウトドアの話をサカナに、ゆったり寛ぎながら酒でも飲みながら語り合いましょうか。でもボクは下戸です(^ ^;


by tokyo_terry
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