#1711 bummed out
橋の上から深淵を覗くと、小さなアマゴがライズを繰り返していた。
水底にはアマゴの三倍近い影が揺らめいていた。
久しぶりに会社の先輩であるヒゲおやじさんと
飛騨の川へと向かった。
この地方もずいぶんと前に梅雨入りしたはずだけど
空梅雨が続き、どの川も水が少ない様子で
厳しい釣りが予想されるが、こればかりは仕方がない。
この日は、イワナを目的とした川へ向かったのだけど
林道には釣り人らしきクルマが止まっており
これから川に降りる釣り人も見かけたため
水量の少なさも考慮して、イワナの川はパス。
水量の多い本流を釣るコトにした。
渇水しているものの、水色自体はすごく良い。
ただ、毛鉤に反応してくれるのは小さなアマゴばかり。
日差しも強く、直射日光を嫌って
岩陰やブッシュ下などのシェードを狙っても
なかなかサイズアップできない。
グッドサイズは何処に隠れているのだろう。
これだけ日差しが強いと
緑のトンネルの中を流れる渓の方が良い気もするけど
広々とした流れは、伸び伸びとキャスティングできるから
気分爽快。
ただ、ずっと日向にいると体力を消耗してしまうから
たまに木陰で水分補給を兼ねて休憩したり・・・
スローシャッター遊びをしたり・・・
足を滑らせ、浅瀬ですっ転んで、水浴びしてみたり(笑)
久しぶりに上半身水浸し・・・
とりあえずカメラが水濡れしなくて良かった
久しぶりに朝から夕方まで渓を歩くと疲れるなぁ。
十年前なら真っ暗になるまで、釣りに興じてたけど
さすがにヨンマルオーバーになると・・・
でも、入渓する際に橋の上から見た
あの大きい影の正体を突き止めねば!
17:00を過ぎに橋の下の深淵に行くと
ポツリポツリとアマゴがライズをしていた。
ただ、こちらの流す毛鉤にはなかなか反応を示してくれない。
ライズを繰り返す小さなアマゴは諦め
水底に揺らめくあの影を狙うために、システムチェンジ。
ドライフライからニンフに結び替え
ティペットも交換し、マーカーを取り付ける。
狙うポイントはかなりの深さが予想されるため
沈下速度を速くするためにヘビーウェイトのヘアズイヤーと
ビーズヘッドニンフのWニンフシステム。
軽快にキャスティングのできるドライフライとは違い
ヘビーウェイトのWニンフシステムはキャスティングが困難だ。
ワイドループを心掛けキャスティングし
狙った流れにWニンフを送り込む。
すると、マーカーに鋭いアタリ!
左手でラインを引きながらロッドを立てると
#2ロッドがギューンとと曲がり、なかなかの重量感。
今日イチの予感!!
しかし、ビーズヘッドニンフを咥えていたのは・・・ウー様だった。
・・・がっかり・・・
まぁ、冷静に考えてみれば、分かるコトなのかもしれないけど
水表面に小さなアマゴ・・・その下に大きな影を見れば
釣り人的には期待したくなりますよねぇ。
梅雨らしくない感じですが、降りだすと降り過ぎて・・・ってパターンになりそうですね。
7月はそこそこ降りそうだからその前に遊んでた方が良いかもです。
小さなアマゴにしか出会えなかったから
プールでサイズの大きな魚影を確認したので
ドライフライにこだわらず、ニンフで引きずり出したら・・・最初はイワナかと思ったんですけどね〜(^^;;