terry's River Side Bar

Orvis Superfine "One Ounce" 6'6" #2

久しぶりに新しくフライロッドを手に入れた。

といっても、今となってはビンテージなロッドだけど。

Orvis Superfine \"One Ounce\" 6\'6\" #2_e0009009_16021040.jpg

近頃は、グラスファイバー製ロッドがブームなのかな???

実際のトコロはよく分からないが

今シーズンはFenwick(は、すでにアメリカンロッドメーカーじゃない?)からも

イエローグラスが復活するようだし

Orvisからもグラスファイバーロッドが発売されているコトを最近知った。

その名は“Superfine” Glass ・・・ん!?


個人的には、ウグイス色のブランクは結構イイ感じ。

Orvisらしくグリップの先端にはチェックを使わず巻き上げだ。

素振りをしてみると、今どきのグラスファイバーロッドらしく

シャキッとしたアクションでクセが無く、好印象だった。




そして、このロッドの動画もなかなかカッコイイ



Orvis Superfine \"One Ounce\" 6\'6\" #2_e0009009_16052858.jpg

でも、Orvis“Superfine”と言えば

グラスファイバーではなく、グラファイトロッドのイメージが強い。

アンサンドフィニッシュのブランクにえび茶色のスレッド。

スレッドの糸目がわかるほどの薄めでエッジの効いた繊細なコーティング。

グリップの先端はもちろん巻き上げで・・・昔の“Superfine”も良いなぁ・・・


なんてコトを考えていたら、

ビンテージだけど非常にキレイなロッドに巡り合えた。

Orvis Superfine "One Ounce" 6ft6inch #2


Orvis Superfine \"One Ounce\" 6\'6\" #2_e0009009_16040606.jpg

ブランクに手描きされた数字を見ると95年製のようだ。

ちょうど20年前に作られたロッドだけど、これまで一度も魚を釣ることなく

ロッドケースの中で今日まで過ごしてきたようだ。


95年といえば、ボクがフライフィッシングを始めた頃。

70年代から80年代のロッドとは少し違うようだけど

ボクがOrvisに憧れていた90年代のロッドだ。


Superfineシリーズには、銘竿と呼ばれる#4ロッド、セブンイレブンや

6’9”のヤマメスペシャル、ヤマメ843などのジャパンモデルも存在していて

その存在がさらに憧れを強いものにしていた。

Orvis Superfine \"One Ounce\" 6\'6\" #2_e0009009_16041317.jpg

そして後年、Superfineよりも新しいカーボンを使用していたHLSシリーズから

7’11” #3(セブンイレブン・スリー)というロッドが発売された時に

初めてのOrvisのロッドを手にして、アマゴやイワナを追い求め

シーズン中、ほぼ毎週のように里川や谿を歩いていた。


今では、ティップ・バットともに折ってしまい修理をしているため

HLSシリーズなのにSuperfineシリーズのパーツでアッセンブルされた

ある意味希少なロッドで、お気に入りの一竿だ。


Orvis Superfine \"One Ounce\" 6\'6\" #2_e0009009_16043789.jpg

20年も前のOrvis Superfineとの出会い。

近年ボクの渓流釣りのスタイルは、7ft前後のロッドをメインにした釣りが多く

最短は6ft4inchのグラスファイバーロッド、7ftそして7ft6inchのバンブーロッド。

今回手に入れたOrvis Superfine "One Ounce" 6ft6inch

これだけ短いグラファイトロッドは初めてだから

キャスティングやサカナとのやりとりはどんな感触なのか

今からとても楽しみだ。


Orvis Superfine \"One Ounce\" 6\'6\" #2_e0009009_16041087.jpg

組み合わせるリールはCFOにしたいトコロだけど

生憎Orvisのリールは持っていない。

このロッドの小さなグリップには今時のラージアーバーよりも

小径のクラシックリールが似合いそうだから

PEERLESS 1Aを組み合わせてみようかと思う。


もう少し季節が進み、暖かくなったら一魚一会を大切にした

フライフィッシングを楽しもうと思う。


それにしても、新しい道具を手に入れると

とても気持ちが高ぶるのは今も昔も変わらない。


まぁ新しいと言っても、今となってはビンテージなロッドだけど。




by tokyo_terry | 2015-02-15 16:09 | ♢ Tackle Talk | Trackback