terry's River Side Bar

Safety 1st

先日、木曽の渓で友人たちと釣りをしていたときのひとコマ。
よく見てみれば、渓流には危険がいっぱいなんだな。

Safety 1st_e0009009_053835.jpg友人が釣りを楽しんでいる写真を撮ろうと、カメラを向けてシャッターを切る。この時はコンデジをつかっていたから、各種操作は完全にカメラ任せで構図だけを考えてシャッターを切った。レンズ直前に生えていた苔をボカしてファインダー内に入れて、友人との距離感を出してミニチュア風の写真のように撮ろうと考えたのだ。しかし、後日改めてこの写真を見ていると、友人の奥には根こそぎ流された大きな流木が岩の上に流れ着いている。流木の様子からも、増水で流され手からは随分と年月が経過しているようだけど、よく考えてみるとコレってスゴいことだと思う。
岩に付いた苔の様子から、水量は安定しているようにも思えるのだけど、この木が流されたときには、現在の位置よりも水面が相当高くなる増水があったというコト。考えてみれば、コレはとても恐ろしいコトだ。集中豪雨による増水なのか、雪解け水と相まって水かさを増した増水で流されたのかは定かではないけど、渓流には危険がいっぱいだ。

危険は増水だけではない。落石や地滑りなども起こりうるし、釣り人自らの不注意で転倒したり、滑落したりするコトもある。山や森に棲む野生動物との遭遇による危険だってある。
しかし、渓流などの自然には、四季折々の美しさがあり、そこに水が流れ渓流魚が泳いでいるのだから、釣り人としては黙って見ているだけではすまないのである。

釣りに没頭するあまり、危険が迫っているコトに気が付かないようではいけない。楽しく遊ぶには、危険回避・安全第一でなくてはならない。日頃の鍛錬や準備を怠らないようにして、釣るコトだけに一生懸命にならず、少し心に余裕を作るコトも大切なコトだと思う。

こういったコト常に考えながら、ルールやマナーも守るコトで、コレからもずっとフライフィッシングを楽しんでいけたらイイなぁと思う。

そして、夏のレジャーシーズン真っ只中。みなさんも安全第一で楽しくお過ごしください。
by tokyo_terry | 2010-08-08 00:06 | ∇ Fishing Talk | Trackback | Comments(6)
Commented by 練馬の住人 at 2010-08-08 01:22 x
こんばんは。
普段は穏やかなのに、突如として牙をむける事だってある自然は、やっぱしナメテかかると痛い目に合いますなぁ。
先日も歳甲斐もなく、源流の岩場をジャンプしましたら膝を強打しまして・・・。今、子供みたいに膝は瘡蓋になっています。
でも、一番怖いのは人間だったりして(苦笑)
身の丈にあった行動が大切です!
Commented by tokyo_terry at 2010-08-08 07:52
練馬の住人さん♪おはよー!!
そろそろ無理しないほうが良い年頃ですからね〜。
ってボクもですが(汗)
足腰の鍛錬が必要なのかもしれませんが、ボクも膝が悪いので
激しい運動はあまり出来ません。が、仰る通り、身の丈にあっ
た行動は大事ですね。
カサブタって、剥がすのがちょっと気持ちイイですよね?(笑)
Commented by tabi at 2010-08-08 10:36 x
terryさん、おはよう~
本当に同感です!
昨日、久しぶりに湯川に行ってきましたが
あの穏やかな湯川の中にも危険がいっぱいだと
体験してきたところです。
~だろう、とか、~はず、
という未熟な経験で足を進めた結果、深みだったり
流れが速かったり。
思わずチンしそうになって、青くなりました。
私もしっかりと心がけたいと思います。
Commented by tokyo_terry at 2010-08-08 19:31
tabiさん♪こんばんわ!!
今週は湯川へ行って来たんですか、良いですね〜。
湯川は一般的な流れとは違い、油断するとズブズブと足が沈んだり
倒木や、木の根もあるので、足元の油断は禁物ですね。
また、被害を受けるのが自分だけではなく、木道を歩くハイカーや
観光客も多い場所なので、キャスティングには気を付けなきゃね。
“慣れ”がよい結果を生むコトもありますが、“慣れ”てしまい反対の
結果を生むコトもあるので、ルールとマナーは守りたいですね!
そういえば、今度の山登りでは、ボクは完全に初心者なので山での
ルールを教えてくださいね♪
Commented by たんくろーりー at 2010-08-09 10:03 x
Terryさん、みゃ~どです。

渓にはあらゆるところに危険が潜んでいる、、、と先々週痛感した男です(涙)

流木や水辺の侵食ぐあいで、その渓の増水時の状況を推測しておく、、、とか高巻きや渡渉中も慎重になるのは
当然のことながら、一見普通の遡行場所にこそ危険が
あるのかもしれないと思ったんです。

さほど注意して慎重にならない普通の場所。

沈・・・・。

携帯、カメラ、そして先日気づいたロッド・・・・

高くつきました(涙)

体はどこも大丈夫だったのが救いです。
あらためて危険ととなりあわせだということを痛感しましたよ。
Commented by tokyo_terry at 2010-08-09 20:25
たんくろーりーさん♪みゃ〜〜〜〜どッ!!
電子機器とロッド・・・って、補償付いてるのかな?
高くついたというコトは???
普通の場所ほど、気を付けなくちゃならないのかもし
れませんね。砂の付いたクヅ底のまま、丸い石に足を
乗せたら滑ったり、浅瀬の滑底の岩盤に気が付かずに
足を滑らせたりするコトなんかもありますね。
特にロッドを振っていると気が付かない場合があって
とても危険なこともありますからね。

とにかく、怪我をしないように安全第一で遊びたいで
すね!!
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