Travel of baton relay <episode 9 Fish Craft>

e0009009_2333621.jpg 皆さん変わりなくお元気ですか?
高原の渓の川縁には、秋のはじまりを告げるように秋桜が咲き始めました。2009年の渓流シーズンも、残り僅かになりましたね。あと何日、何度、美しき渓流魚に出会うコトが出来るでしょう。ボクは本業のほうが忙しく、ここのトコロ思うように渓へ立つことが出来ず、少々悶々としています。

e0009009_233524.jpg さて、今回の手紙は、皆さんと昨シーズン楽しんだバトンリレーのお話の最終回です。日本各地の美しき渓流魚、アマゴ・イワナ・ヤマメ・ブラウン・レインボーを釣り上げたBatonと言う名のロッドの件です。振り返ってみると、あのロッドがボクの手元に戻ってきて、一年が過ぎます。昨年のシーズン終盤のアンカーとしての釣行で、ヒットしたイワナとのやり取りの最中にフェルールが折れてしまい、流れの中で愕然としたコトもありました。この春には、折れた箇所のブランクを仕入れて修理を施し、ブルックトラウトを釣るために奥日光・湯川まで夜通しハイウェイを走って単独遠征したりもしました。しかし、二度目の奥日光・湯川では、毛鉤に出たブルックにアワセを入れた瞬間、嫌な破裂音とともに修理不可能な状態に・・・いや、修理はできないコトがないのだけど、バット側ブランクからロッドを作り直すと、皆さんが渓流魚との格闘時に握ったグリップは使い回すことが出来ないし、思いを入れて書いたBatonというネームも消えてしまう・・・

折れてしまったロッドをどうしようか・・・悩んでいました。






e0009009_2341279.jpgフィッシュクラフトです。
釣り上げた渓流魚の写真から木彫魚を作り出すコトができる友人(といっても、人生の先輩であり、仕事でも大先輩!!)に折ってしまったロッドで釣り上げた“思い入れ”たっぷりのイワナのクラフトを作ってもらい、ロッドを一緒に作品として残すことが出来ないだろうか・・・と相談をしたのです。もちろん、その友人は二つ返事で作品を作ってくれました。オーダーしたようにロッドの一部分をフィッシュクラフトと一緒に添えるようにして。
皆さんと昨シーズン楽しんだバトンリレー。大切なロッドを折ってしまいバトンリレーの旅は終わってしまったけど、このロッドが釣り上げたイワナのフィッシュクラフトと一緒にロッドの一部を作品として残すことで、Batonと言う名のロッドを忘れることもないし、皆さんとの思い出も楽しく思い出すことが出来るような気がします。

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暑かった夏の渓流も徐々に秋が深まるにつれ、涼風が吹き抜けるようになり、ボクら釣り人には過ごしやすくなりますが、そろそろ渓流のシーズンの終了となります。その頃には、渓流魚もその身体を秋色に染めて、“来るべき時”を待ちます。次世代に命を繋ぐバトンリレーです。釣り人たちからの脅威を逃れ、森の中を流れる小さなクリークで命を繋ぐバトンリレーが成功すると良いなぁ。そう思いながら、初秋の夜、この手紙を書いています。
命のバトンリレーで繋がれた美しき渓魚たちに、来シーズンも出会えると良いなぁと思います。


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先日の日曜は、友人に作っていただいたフィッシュクラフトを拝見しに、もう一度、琵琶湖博物館へ足を運んできました。7月から一ヵ月以上のロングラン展示をしていたフィッシュクラフト展も日曜が千秋楽。各地で泳ぐ美しき渓流魚をモデルとしたフィッシュクラフトはこんなふうにして泳いでいました。もちろん、ボクが制作依頼したクラフトとロッドのコラボ作品も展示されていました。
バトンリレーに参加してくれた皆さんの所からは、ちょっと遠いかなぁ。会場に足を運べず、作品を見れなかった方のために、作品と展示風景、フィッシュクラフトの制作者のポートレート撮影をしてきましたので、是非コチラもご覧ください。
↓↓↓
terry's Photo Lounge
渓流シーズンも残りあと僅か。思い出に残るようなとびきりキレイな渓流魚に会いたいですね!!そんな渓魚に出会えたら、またフィッシュクラフトの制作依頼をしちゃおうかな。
by tokyo_terry | 2009-08-31 23:11 | ☆Fly Baton Relay☆

大好きなフライフィッシングにまつわるハナシ。気になる音楽、食事、ジテンシャ遊びやキャンプなど。アウトドアの話をサカナに、ゆったり寛ぎながら酒でも飲みながら語り合いましょうか。でもボクは下戸です(^ ^;


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